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弊社は、高柳EL栽培システムの紹介と適切な光合成測定装置をともに提供するパッケージングになります。現在、多くの企業が植物の管理栽培に参入しております。空調や照明、液肥の濃度管理など各社の得意とする技術をそのシステムに組み込んでおります。大切なことは管理をすることと同様に、ターゲットとする野菜・植物の成長が”最高に満足”する環境を知ることです。個別の植物ごとに成長の環境・条件は違います。従って成長する最高の条件を調査・測定することが必要になります。
私どもは、日本で最初に蛍光灯による植物栽培システムを構築した高柳先生のEL栽培システムと共に、2種類の装置を提供いたします。光合成を測定する装置及び酸素(もしくは空気)を養液に溶け込ませる高性能な気液混合装置です。従ってこの装置を使用することにより光合成に必要な照明と炭酸ガス濃度の最適なマッチングが数値化されます。そして呼吸に必要な液肥の溶存酸素も低負荷で供給できます。これらの事業を営む以上、経済的にペイできるかどうかが最大のテーマです。これから植物栽培ビジネスに参入するならば栽培技術と効果に対し納得してから始めるべきでしょう。
数年来、大手企業がこのビジネスから次々と撤退しています。その理由を調べ上げて同じ轍を踏まないようにすることが肝心かと思っております。
今、新たに種をまいたクソニンジンなんですが、新芽が鳥に食べられてしまい再度種まきをしています。昨年の名残の草が残っているので共存でしょうか。また同時に知人の農家にも栽培をしていただいています。 クソニンジン(アルテミシア)からマラリアの特効薬が抽出されることは知っていたのですが、なんとよもぎにもその成分のアルテミシニンが含有されることがわかりました。同じヨモギ科なので、そういわれればそうかなと思います。昔からヨモギは漢方薬として認知されていたので人間の英知はやはりすごいです。
昨年よりリーフレタス(グリーンリーフ種)を閉鎖型の水耕栽培にて育成をした、炭酸ガスを養液に添加したシステムと添加しない場合とに分けた。
1度目、播種より12日後から炭酸ガスをPH値5.8で供給した場合、同時栽培したレタスとの違いはそれほど見られなかった。しかし根の色がやや茶色に変化していた。本来、根・毛根は白くなくてはならない。 2回目は酸素供給と共に、高濃度の炭酸ガス(PH5.2前後)を供給した、しかし生育に障害が表れて通常栽培のレタスより発育が損なわれた。その結果レタスには養液による炭酸ガスの供給はやや不向きであることがわかった。蛍光灯との正しい距離を再確認しながら、場合によっては酸素と炭酸ガスの供給濃度を変えて測定しなおすことも選択肢に入れたい。
植物が成長するには炭酸ガスが必要です。たとえばレタスはどのような条件で要求をするのか研究をする必要があります。
生長の初期段階なのか、また光の量、強さとはどのように関係するのか、明呼吸とのバランスはどうなのか、希少栄養素は
必要なのかなどなどです。一度に多くの試験は難しいので先ずは炭酸ガスの濃度と光合成の関係を調査いたします。
高柳栄夫さんの方式を基盤にしていますので、蛍光管を使った近接照明と炭酸ガスとの成長過程を調べます。