付加価値と野菜

 自然の中で栽培する野菜は、その時折の天候に左右されることは当然のことです。地域の生育環境が良い場合は豊作になりめでたいことです、立派な野菜が畑を埋め尽くす景色は見事なものです。

しかしそのような豊作は価格の低下を招きます、農業は矛盾をかかえた産業ともいえます。 他の産業と同様 商品の差別化は価格競争に巻きこまれません、有機栽培、糖度の高い野菜、無農薬野菜など付加価値を与えることにより商品の位置づけを高めることが安定した収入を得ることになります。

今後、野菜・植物・果実は何らかの特化した形態に進化するでしょう、インフルエンザのワクチンはレタスから精製されようと研究をしています、それには一日も早い栽培が求められています。またマラリアの特効薬成分アルテミシンは雑草<漢方>のアルテミシア<クソニンジン>から抽出されます、その製品化のためには栽培も大量にかつ早い成長が求められています。一般には植物工場という形で管理栽培と高効率化にならざるをえません。

レタスも腎臓病患者の負担の少ない低カリウム化が求められているようです、そのようなニーズに応える野菜を供給することが販売の安定につながり、豊作時の酷い競争にならないので進むべき農業の方向かとも思えます。